SIAS 2006年版(SIAS 2006)

従来のSIASにおいては、関節可動域の採点などにおいて一部採点基準が不明確な部分がありました。また、文献によって部分的に採点基準の不統一がみられており、どの文献に基づくかによって採点結果がかわってしまうという状態にありました。

今回、これらの問題を解決するためにあらためて検討を重ねて明確に採点できるように関節可動域(上肢・下肢)、視空間認知、握力につき改訂いたしました。今後SIASをご利用される場合にはこの2006年版をご使用いただきますようよろしくお願い申し上げます。 (改訂箇所の各項目の説明文は以下の通りです。)

上肢関節可動域

他動的肩関節外転が60°以下(正常は180°)を0点とする。1点は外転が60°より大きく90°以下、2点は90°より大きく150°以下であることを意味する。3点は150°より大きく外転できる場合である。

下肢関節可動域

膝関節を完全に伸展した状態で、足関節の背屈が-10°(底屈10°)以下の場合が0点である。背屈が-10°より大きく0°以下の場合は1点である。 背屈が0°より大きく10°以下の場合は2点、10°より大きく背屈できれば3点とする。

視空間認知

50cmの巻尺を用いて、中央を指し示す方法である。被検者の前方約50cmに水平に差し出された巻尺(あるいはテープ)の中央を非麻痺側の母指と示指でつまませる。2回行って中央からのずれが大きい方を採用する。 中央からのずれが15cm以上のとき0点となる、ずれが15cm未満5cm以上では1点である。ずれが5cm未満3cm以上では2点、3cm未満の場合に3点と評価する。

握力

2回の計測のうちいずれかが25kgより大きければ3点、10kgより大きく25kg以下は2点、0kgより大きく10kg以下は1点、0kgの場合は0点である。