患者さんへ

当科への紹介受診をご希望の方へ

当教室では入院での「脳卒中後の手の麻痺に対する先進的ニューロリハビリテーション治療」の受け入れを行なっております。

当院での治療を希望される患者さんへ

当科外来にて、まず専門の医師が運動麻痺や全身状態を診察し、治療適応を判断しております。ご希望される患者さんは、診療情報提供書をかかりつけの先生に書いていただき、専門外来(月曜、水曜午前・担当医師 川上途行)の予約を取ってください。

患者さんを紹介いただける主治医の先生へ

当院での治療の大まかな適応基準は、下記の通りです。

  • 歩行、身の回りの日常生活が自立していること
    (装具や杖を使っていても構いませんが、一日3000歩程度歩ける体力が必要です)
  • コミュニケーションがお一人で可能
    (失語があっても治療法の理解ができれば可能です)
  • 年齢は13歳(中学生)以上
    (付き添いなしで入院が可能、小児病棟ではなく一般病棟での入院になります。10代20代の方の治療経験は多数あります)
  • 発症から5か月以上経過しており、回復期のリハビリは終え現在自宅で生活している
  • 一側上肢の麻痺
    (両側に麻痺がある方や強い失調がある方は適応にはなりません)
  • 最近1年以内にてんかん発作がない
  • 座った状態で、麻痺した手を口の近くまで挙げることができる
  • ペースメーカー、シャントなど体内に金属、異物が入っていない
  • 重度の拘縮(指や手首の関節がすでに固くなってしまって、他の人が動かそうとしても動かせない状態)がない
  • 麻痺側上肢に強い痛みやしびれがない

この条件に該当する方は、さらに診察にて詳細な評価をさせていただいた上で、治療が可能かを判断いたしますので、脳卒中発症後の経過、現在内服中の薬剤情報も含めてご記載ください。なお治療適応の判断に際して、頭部MRI検査も必要になります。発症の時および1年以内に撮影された頭部MRI 画像がございましたらご持参ください。ご持参が難しい場合はこちらで撮影させていただきます。